さて。
今回のお話はトリートメントのテクニックです。
これまでトリートメントを温めるテクニックから、深く浸透させるテクニックまで様々な方法をお話してきましたが、今回はハンドケアの方法をお話していきます。
そもそもハンドケアとは、ヘアケアの最先端である「ディープケア」で使われる技術のひとつ。
さすがにプロのテクニックとなると文章では中々伝わりませんし、技術を身につけるには時間がかかりますので誰でもできる簡単な方法にまとめてお話します。
ハンドケアといっても、ここでお話するのは難しい技術ではありませんのでご安心ください。
まず、トリートメントのためになぜこれだけの技術が生まれたのか?
その理由は髪に「自己修復機能」がないからです。
お肌なら自分自身で回復しようとする力を持っています。
ところが髪は自分で回復できないから一度傷ついてしまうと外側からケアしてあげないと傷み続けてバサバサになってしまうのです。
仮にあなたが毎日のドライヤーによって1のダメージを与えているとしましょう。
一般的な長さとして髪が肩ぐらいなら毛先は27カ月前に生まれていますから、何と810回のドライヤーを重ねたことになるのです。
これを分かりやすく点数にすると毛先はマイナス810点のダメージを受けている計算になります。
このダメージをケアすることが重要になるのですが、毎日のダメージをマイナス1点のままにしておくのか、毎日のトリートメントでプラス1点のケアをおこなうのかで毛先の運命が変わってくるのです。
毎日1点のダメージを与えるのと、1点のケアを重ねるのでは数年後に大きな違いが出るのはお分かりいただけると思います。
ただし、毎日時間をかけてディープケアする必要はありません。
1週間で7点のダメージを与えていても、週に1度の集中ケアとして7ポイント取り戻すというケアでもいいのです。
大切なのはマイナスのダメージをいかにカバーできるかという点です。
もちろんケアのポイントは多ければ多いほど効果的です。
それでは、効果的にケアのポイントを稼ぐにはどうすればいいでしょう?
一番簡単な方法は皆さんもご存知のトリートメントの付け置き。
誰でも簡単にできる効率的なトリートメントの浸透方法です。
さらにこの方法はヘアタオルの併用で浸透力と効果を高めることができます。
ディープケアでは欠かせないトリートメントの方法ですが、これだけではありません。
その他にも上級のテクニックとして、ダメージを手の感覚で探してダメージの強い部分にトリートメントをゆっくり入れ込んでいく技術があります。
この技を覚えるのは大変ですが、7日間のプログラムに同封されているトリートメントにはハンドケア成分が同じ働きをしていますので、愛用された方は知らず知らずのうちにハンドケアをおこなっていたことになります。
これだけでも十分なケアができるのですが、さらにこのハンドケア機能を高める方法があります。
それは髪を少しだけ曲げていく方法です。
トリートメントは髪のキューティクルから効率よく浸透しますが、髪がまっすぐの状態では隙間がどうしても小さいのです。
そこで、髪をすこしだけ曲げてあげると、
キューティクルの隙間が広がってトリートメントが浸透しやすくなる訳です。
髪を曲げると言っても極端に曲げる必要はありません。
ほんの少し曲げてあげれば結構ですから、角度で言えば約10~20度でも十分です。
ほんの少し意識して髪に角度をつけるようにするだけで浸透力が大きく変わります。
プロジェクトが開発した「トリートメント専用3Dコーム」が立体構造であるのもこの髪を曲げるという技術をツール化したためです。
ちなみに、トリートメントするのに三つ編みする方法がありますが、あまり効率的ではありません。
髪は丸い形をしていますが、太陽に照らされる「外側」の面が一番傷つきやすい面になります。
ということは、髪の外側のキューティクルを開いてあげた方がダメージ部分に対して効率よくトリートメントが浸透してケアできる事になるのです。
ですから、髪を「外側」でなく「内側」に曲げてあげた方がいい。
イメージとしては髪を内巻きにする状態ですね。
三つ編みでは全方向にまんべんなく曲がってしまうので、ダメージの大きな面にトリートメントが入りにくいということが起きてしまいます。
これとは別に、かなり危険なテクニックになるので詳しくはお話しませんが、上級になるとトリートメントを毛先から根元に向かって逆から入れ込んでいく技術もあります。
これは、熟練しないと逆にダメージとなるのでトリートメントを下から上には入れこまないで下さい。
さあ。
またひとつトリートメントの技術がアップしました。
これだけの技術を知っていれば毎日のダメージケアがプラス1どころではありません。
ダメージケアがプラス10にも20にもなりますから、2年後3年後の毛先に驚くほど違いが出てきます。
美しい髪を目指すには毎日をプラスに変えるケアが重要ですよ。
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